聖地巡礼
- 薬味ねぎ
- 2022年8月25日
- 読了時間: 1分
してきました。

「あの松を見たまえ、幹が真直で、上が傘のように開いてターナーの画にありそうだね」
温泉も入ったし団子も食べたし列車も乗れて100点の聖地巡礼ができ満足。
漱石の親友、子規のお墓や記念館も見て回った。特に記念館は膨大な数の資料が展示されていて1時間以上かけても全部を見ることができなかった。愚陀仏庵(シェアハウス)の再現模型の障子越しに映しだされた子規と漱石の影絵を見て感極まった。推しの友情再現VTRはくるものがある。オタクなので…
訪問済みなのは、新宿にある漱石山房記念館、東大(帝大)。いつかは熊本、イギリスも聖地巡礼したい。全集も、読了したところで半分も理解できてないと思うけど読破したい。
滞在中訪れた美術館に横山大観の絵が飾ってあった。彼の絵をこの目で見たのは初めてかもしれない。大観の絵は上品で静けさがあってなんとなく好きなのだが、明治の人間には珍しく大口を開けて笑っている彼の写真が印象的なので、どうしても”元気なおっちゃん”のイメージが強い。「お猪口片手にゲラゲラと唾を飛ばしながら筆を走らせ、美しい日本画を描き上げる」大観の姿を勝手に想像したりしてみて、過去の人間に思いを馳せるのは楽しい。ミクロな歴史に焦点を当てるのが好きなんだなあと最近思った。
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