最近のこと
- 薬味ねぎ
- 2022年6月4日
- 読了時間: 3分
久しぶりの更新。
2か月間ほど某所へ行っていました。Wi-Fiが使えない環境だったこともあり、ブログの更新ができず(パソコンはあるのに)じれったい日々でした。
夢が一つ叶った
伝統工芸品を製作している工房を見学するのがちいさな夢だったのだけど、今回念願叶い二軒の工房見学をすることができた。
伝統工芸名を出すと行っていた場所がモロバレするのでどこまで書いていいか悩む…
一軒目は、電話で見学の予約をして工房に伺った。迎えてくださった職人さんは物静かながらも日本文化に対する熱い思いのある方だった。工房の説明や作品の解説をしてくれ、質問にも丁寧に答えてもらった。
「宝珠」の話や桃太郎と儒教の繋がりなどを教えてもらい、その他にも話を聞くうちに(真偽はともかく)自分の知識不足を身に染みて思った。
製作途中だという作品の絵付け作業の様子も見ることができた。大皿に緻密な絵を描いていて聞くと、絵を描き上げるだけでも一か月を費やすのだという。一か月同じ絵に向き合い続ける根気を見習いたい…飽き性なので
話が盛り上がりに盛り上がって長居した挙句お茶までごちそうになりました。ありがとうございました。
二軒目は休日に遠出した際偶然工房(兼店舗)を発見したのでお邪魔させてもらった。海がとてもきれいな所でした。
工房の滞在は短かったけど社員さんがよければぜひ、というのでご厚意に甘えて見学。塗料の性質をはじめ道具の使い方、室内の湿度温度にまで気を配っていることなど製作の裏側を細かく紹介してくださった。特に道具は毎回職人自ら手作りしているそうで「良い道具を作れる職人は仕事の腕も良い」とのこと。
こちらの工房は主に富裕層向けの工芸品販売(ウン百万の机や箪笥が多いてあってビビった)をしている商社だそうで小さな食器類も全体として値段は高め。綺麗だけど手が出ないですねとこぼすと値引きしている商品を見せてくれた。青い花の装飾が施されているお皿が気に入ったのでそれを購入。花は桔梗じゃないかと思うが自信がない。

「長く使っていると艶が出るんですよ」と教えてもらった。使うのが楽しみ。
今後も機会があれば工房見学はしたいと思う、のだけど電話をかけるのが大の苦手なので強心臓になりたいと今回切実に思った。
最近読んだ本

左上から
文泉鏡花/絵中川学『榲桲(まるめろ)に目鼻のつく話』
宮沢賢治『注文の多い料理店』
小林泰彦『にっぽん町工場遺産』
阿部洋三『解説・世界の名言名文句事典』
借りて読んだ漫画で
真造圭吾『ひらやすみ』
まるめろという果物があること自体知らなかった。子供目線でストーリーが進むため筋の通らない意味不明な部分もあるが読み進めるとどういう物語なのかわかってくる。イラストの「かわいいけどグロイ」の塩梅が個人的に好み。装丁も凝っていて部屋に飾りたくなる。
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